脳卒中は、発症から間もない時期に高い死亡率を示し、30日で12%が亡くなります。それぞれの病型で死亡率は異なり、初回の発症から30日目の生存率で見ると脳梗塞で94%、脳出血で84%、くも膜下出血では72%でした。(図26)
【 図26 】
さらに、脳卒中は寝たきり状態など重い後遺症を持った人が早く死亡します。1年目の死亡率は20%で、75歳以上の高齢者では35%が死亡します。生存している人でも寝たきりの人が8%、部分介助が必要な人が18%になります。(図27)
【 図27 】
このように脳卒中は死亡や障害の大きな原因となる疾患で、発症後の治療にまして予防が大切です。
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